寒くても、折られても、摘まれてもまた伸びる生命力。日本のワイルドグリーン
こんにちは! のらぼう菜の妖精やってます、シズです。江戸東京野菜のひとつでもあり、江戸初期から東京の西多摩、埼玉を中心に栽培されてきたセイヨウアブラナ科のなかまなのです。なのでたぶんにアブラナっぽい外見だったりします。まあ、はっきりいって地味なわたしですが取り柄は丈夫なこと! 冬の寒さもなんのそのなのです。あと、わたしの葉は鉄分、ビタミンも豊富! 江戸時代には幾度となく庶民を飢饉から守ってきたのですよ。寒さに強いのでハウス栽培の必要もなし。冬場の数少ない庭植えものとしてもぜひ楽しんでほしいです。一見地味ですけど、味わい深いし、お役に立ちますよ!(笑)
- 11/1スタート種植えシズ
まんまる小粒で、茶色っぽいのと黒っぽいのが混じっている…そう! 種の色形はアブラナとそっくりなのですよ。他の植物が枯れ落ちる秋ごろから、これから冬の寒さに向かう晩秋(~11月)に蒔いても大丈夫です。
- 11/8発芽!シズ
地味だけど丈夫なわたしは発芽が早いのです! たった一週間で葉がこんなに。アブラナとちがって葉の縁がギザギザなのと、茎が最初のうち赤っぽくなるのが特徴だったりするのです。
- 11/15いったんステイシズ
数枚葉を広げたところでがっちり根をはり、本格的な冬にそなえての体力をたくわえます。
- 11/22葉の数が増え、茎が太くなりだすシズ
そろそろ寒さも増してくるころ、しっかり根をはったら葉も茎も大きく太くしていきますよ。みずみずしい葉の色を見て!
- 12/6新しい葉が続々! 葉も大型化シズ
新しい葉は株のまんなかから湧き出るように次々と出てくるのでわくわくものです。葉も大きくなってきて、もう食べられる大きさだったりしますが・・・なんですが! おいしそうなわたし、のらぼう菜の葉は虫にとってもごちそうなので、ごらんのようにじゃんじゃん食べられ始めます! 虫との戦いですよ~。
- 12/20食用サイズへ到達シズ
なんと2か月足らずでもう食用サイズになるわたし・のらぼう菜です。この成長の早さが江戸時代から庶民の味方といわれたゆえんかもしれません。ただ、まだまだもっと葉数を増やしますから、収穫は株ごと抜かずに葉ごとに切って採ってくださいね。
- 12/27霜が降りても耐えるシズ
見た目は地味だけど丈夫で辛抱強いのがわたし、のらぼう菜です。霜をつけながらも、葉をぴったりと地面につけて寒さをしのぐ姿に勇気づけられたという声を多数いただいています(笑)
- 1/3正月休みシズ
ちょっとひとやすみ
- 1/10成長再開シズ
まだまだ寒さはこれからという時期にいよいよわたし、のらぼう菜の強さを発揮しはじめます。株の真ん中からすこしずつ新しい葉をだしているのがわかりますかー?
- 1/17新しい本葉が増えだすシズ
全体に株の密度があがってきましたね
- 1/24茂る!シズ
お正月のころとくらべると明らかに葉の数と大きさが増していますね。どっこい生きてる野良根性です!
- 1/31寒波に耐えるシズ
いよいよ寒さのピークです。しもやけのように葉の先をからしながらも耐える姿は涙を誘いますね。この時期、ほかの草花の中には寒さと早朝の霜に耐えきれず、枯れてしまうものも出ますが、のらぼう菜はがんばりきるのです。
- 2/7寒波に耐え、頑丈な体にシズ
野太い茎、肉厚で頑丈そうな葉に成長してますよ。
- 2/14さらに葉を増やしてパワーアップ!シズ
もう敵なしです。そろそろ暖かい日も増えてきますね。
- 2/28葉が増えだすシズ
季節が春に移り変わるのを待っていたように、元気になってきたのがはっきりわかるわ
- 3/7葉が大きく、収穫サイズへシズ
のらぼうの名に恥じないこの野太さよ。元気のそすそわけをあなたに
- 3/14株がひろがり、緑の森状態にシズ
周囲の株と一体化するようになるともう、ここものらぼう菜、そこものらぼう菜、という感じに! 食べきれるかしら?
- 3/21つぼみが出現シズ
すっかり葉の成長ばかりに目がいってしまうけれど、もちろんのらぼう菜も花を咲かせるのよ。ぷちぷちと、小さなつぼみがつきはじめましたよ
- 3/28塔が立ってつぼみがライズアップ!シズ
花の茎が伸びるのって、ほんとに早いわよね。1~2日目を離すといつのまにかぐんと伸びていて驚くのです
- 4/4開花!シズ
いわゆる菜の花です! よく河原などでみかける、黄色い小粒なかわいい花ね。咲いたとたんにすぐにでもミツバチが寄ってきそう!
- 4/11花摘みシズ
葉をたくさん収穫するには、塔が立ったら摘んでしまうのです。きれいな花はもったいないけどね
- 4/18収穫シズ
花茎を作りつつ、さらに葉が増えてこのグリーンカーペット状態。毎日食べても、そのぶんできてくる幸せです。小さなつぼみのタイミングで収穫すれば、これがまたおいしいのです。