とうもろこしを育ててみました。

これだけパワフルだ元気だとわめいたあとでアレなんだけど、こんなわたしにも弱点が…そうそれは寝起きの悪さ！　なんたってたねがコーンだからね、お店でたねを売るのに「生モノ」という訳にもいかないんで乾燥されて売られるわたし。というわけで「干物」なわたしを発芽させるには水栽培の工程があると助かるわね。

発芽までは反応がニブいけど、いったん葉が出ると爆発的に成長を始めるのがわたしの特徴！　野太い根！　まだ土もないのにどこからこの質量が発生しているのかと思ってしまうわよね。ガオー！

いよいよわたしに最初の変化が出るのが発芽ひと月目くらいのとき。いかにもとうもろこしの葉！　と声をあげたくなる（ならないか）ビブラート感漂う葉になりはじめるのよ。全体にボリューミーになってくるけど、まだ幹はスリムなレディーといったところね。

ジャックと豆の木状態になってきたわね、ツル科じゃないけど葉がそれっぽい。この時期は成長期真っ盛り。日ごとにどんどん成長するから、見ていて楽しいんだよね。

いよいよてっぺんに雄穂（花粉を出すところ）が出たわよ！　

いよいよそのときがきたのね！　てっぺんの雄穂から、ポロポロと落ちてくる花粉が雌穂の絹糸にランデブー。そしていよいよあの見慣れたコーンが…！

どんどん大きくなるコーン。ああそれはまるで、巨大化していく赤ん坊をねんねこで抱くママのよう…どっこいしょ！

ブラザーコーン：「チワーッス！」

シスターハニー：「イェーイ！」

どの株も一番上のコーンを残して収穫するのがポイント。大きく粒の揃った子ができるわよ。「さや」の隙間を覗いてみて、こがねいろの実がびっしりと揃っているようなら収穫してちょうだうね。