サンダーソニアを育ててみました。

サンダーソニアを育てるにはこれを植えるわけなのよ。蛇のようなミミズのような・・・ああ、デンジャラスね。葉は塊茎の端から出て、すぐに葉をつけるから木の葉を地上に出す感じね。

怪しい塊茎に比べて、意外にノーマルシェイプな葉。

成長はすごく早いわよ。あの怪しげな塊茎はじつはパワー＆エネルギーの塊、ということね。奇妙な形だけど。

もうつぼみ！　早熟ね。

葉の間から、小さな球が出たかと思ったらおもむろに膨らみだして、そしてまるで灯がともるように黄色く色づきだすサンダーソニアの花。ハンギングするような形はまさに提灯でしょう？　「チャイニーズランタン」という別名をいただいているのも納得ね。

ランタン型の花の中に種房ができはじめると、その重みで花が地面にゆっくり降りてくるわ。

種房を包み込んだまま、地面に送り届けるランタン型の花。なんとも面倒見のいい花よね。

その役割を終え、枯れてなくなり始めた花のすき間から緑の種房が見えてきたわよ。

花に包まれ、種房にも守られた種は幸せ者ね。

花も葉も、茎も枯れていよいよこの種房もセピア色に枯れ、種を送り出そうとするその様子は、新しい世代へつなぐサンダーソニアの生命力を感じるわ。

緑からセピア色に変わったさやの先から、小麦色の種が出た来たわよ。

鞘がすっかり枯れ落ちる頃、すべての種を大地におろしたサンダーソニアは、その短い一生を終えるのでした。