うつむきがちにひかえめに、そっと春を告げる「雪の雫」。

ミーシャ:今回はスノードロップを育ててみるわよ。
ハチベエ:スノードロップ! 名前からして寒そうな花だね。
ミーシャ:そのとおり。このスノードロップは冬の花。他の多くの植物が枯れ、眠りにつく初冬に発芽して、そして一年で一番寒い季節に花が咲いて、春を告げるころに枯れてなくなるという・・・
ハチベエ:聞いているだけで切なくなってきたぞ!
ミーシャ:そう、そのせつなさはあのロシアの名作「森は生きている」にも描かれているくらいなのよ。
ハチベエ:あれも寒そうな物語だったな。ああ、なんか聞いているだけで指先がかじかんできたぞ!
ミーシャ:そんなちょっと寂し気なノードロップの花言葉は「希望」「慰め」。雪の中で寒さに耐えながらひたむきに、力強く、俯きながらも可憐に咲く姿が花言葉の由来なの。 今回はそんな、どことなく人を惹きつけるものがあるスノードロップの魅力を描き出すわよ。
スノードロップ”ほぼウィークリー”栽培レポート
9/24 球根植え


ミーシャ:スノードロップはふつう、球根から育てるのよ。

ハチベエ:少し小ぶりだけどかわいい球根だね。
10/1 まだ発芽しない


ハチベエ:まあ、そんなにすぐには芽が出てこないよね。
10/8 まだ変化なし


ハチベエ:まあ、まだ2週目だからね。
10/15 動きなし


ハチベエ:3週目か、わりとのんびりやさんだな。
10/22 まだ発芽の気配なし


ハチベエ:そろそろ一カ月が経つか・・・そろそろ芽が出る頃かな??
10/29 発芽の気配なし


ハチベエ:雨降って風吹いて、なんと球根が見えてきてしまったけどぜんぜん発芽の兆しすらないぞ! 大丈夫なのかな??

ミーシャ:大丈夫大丈夫。
11/5 まだまだ発芽しない


ハチベエ:とうとう11月か・・・出てこないな。

ミーシャ:大丈夫大丈夫。
11/12 まだ動きなし


ハチベエ:起きてこない。低血圧なのか?

ミーシャ:大丈夫。気長に待つのよ。
11/19 まだ発芽しない


ハチベエ:おーい!!

ミーシャ:叫んでも駄目よ(笑)
11/26 まだ発芽の気配なし


ハチベエ:とうとう2カ月たった。自分が発芽しなきゃいけないということを忘れてるんじゃあないのかな??

ミーシャ:スノードロップはお目覚めがゆっくりなのよ。この音信不通の時間を待つ忍耐が求められるわよ。
12/3 発芽!


ハチベエ:おおおー! 何か緑色の点のようなものが!

ミーシャ:まさに冬の訪れと同時に活動を始めたわね。
12/10 芽が2つ現れる


ハチベエ:芽が出てきたのはいいけれど、だいぶゆっくりした成長だね。

ミーシャ:とにかく気長に見守る気持ちが大切よ。
12/17 次々に発芽が始まる


ハチベエ:おおお! あちこちから芽が一斉に! どんどん寒くなっていっているのに、まるで寒さを待っていたようだぞ!
12/24 芽が2つに開き始める


ハチベエ:まるで地面から口がぱかっとあいたような姿だな。上に伸びる前に葉が開きだしてるのかな?
12/31 芽が葉の形になりはじめる


ミーシャ:ようやく草丈も伸び始めたわね。

1/7 葉が伸び始める


ハチベエ:茎が伸びる前に、地面からいきなり葉が伸び始めるんだな。

ミーシャ:いい色ね。長い間、溜めていた力を一気に放出しているような、そんな勢いが感じられるわ。
1/14 葉が増え始める


ハチベエ:ニョキニョキと柱が立つように葉が出てきた。にぎやかになってきたな。
1/21 葉が大きくなり、開き始める


ハチベエ:だいぶ大きくなってきたぞ! でも茎がぜんぜん出てこないんだな??
1/28 つぼみができる


ハチベエ:出た! っていつのまに!? 先週まで茎すらなかったのに!

ミーシャ:この、瞬間的に茎が出てつぼみが洗われる早業がスノードロップの真骨頂よ。
2/4 開花!


ハチベエ:咲いた! そして気が付けばしっかり茎が伸びてる。まるで提灯を下げているような、おもしろい形の茎だね。

ミーシャ:外側に大きな花びらが3枚、その内側に小さな花びらが3枚ついているわよ。 内側の花びらは重なり合って筒状になっていて、かわいい模様がついているの。とっても繊細できれいな花姿ね。

2/11 満開!


ハチベエ:白い花びらがピンと張って、きれいに開いたね。相変わらずうつむいてるけど(笑)

ミーシャ:花言葉の「希望」という言葉を実感するわ。明日という日を信じたくなる、そんな可憐で繊細な花姿ね。
~ひとこと! スノードロップ栽培ポイント~
栽培難易度:★★☆☆☆
球根はなかなか発芽しない
秋に植えても、発芽するのは
寒さ本格的になる初冬から
でも、そこからは早い
いちばん寒いときに、一瞬で咲く
その瞬間までじっと待つ忍耐が大切




